先日、医療従事者のコロナワクチン接種をしていただきました。予定より随分と遅れたとはいえ、本当にありがたいことです。前勤務先では、防護服を着て夜間当直中など発熱患者や疑い患者の診療をしていましたが、開業するということでワクチンは回ってこなかったので。
副作用のことが取り沙汰されていますし、未知なものを接種ということもあって、当院職員には不安が漂っていました。国民の皆さんも打って大丈夫なのかと不安をお持ちの方、個別の不安はありましょうが、メリットの方が圧倒的に勝っています。
私が大学を卒業する際に、尊敬していた教授がこう話しました。「やるかやらないか、で迷ったらやる。私はそうして歩んできました」と。以来、私の行動の根本原則はこれになりました。
生活していると、何かを「する」か「しないか」、「2つの選択肢のうちどちらを選ぶ」選択が常につきまといます。
先日、外食に行くかどうか家族で決める場面がありました。
行かない意見が優勢の時はこうです。「お金がかかるし」「帰ってくるのが遅くなるじゃん」「明日も予定があるし」「つい食べすぎて太るし」「人が多いから辞めておこうよ」「外食が続くと飽きるし」「都会には緊急事態宣言が出てるし」「今日も県外ナンバーが多かったし」「家でゆっくりする方が楽だし」「あそこの店は〜〜がちょっと気にかかるし」
行くに傾く時の皆の発言はこうです。「今日は天気が良いし」「仕事が少し落ち着いて1ヶ月経ったし」「前から食べたいって言ってるんだから」「その分お金は節約しようよ」「今日のこの時しかできないんだし」「仕切りがある店だし」「日曜日なんだから」
「しない」理由なんていくらでも見つけられます。「する」理由もいくらでも見つけられます。この後、外食したかどうかは想像におまかせします。
ワクチンにしても、オリンピックにしても、できる理由、どうやったらできるか。ポジティブな視点が重要です。
失敗・訴訟・副作用、これらを優勢に考え、「できない理由」の視点で見てきた私達に国産ワクチンができない、ワクチンが回ってこない問題が降りかかりました。身から出た錆です。先日読んだ記事です。
できる理由を探す、迷ったらやる、が良い結果を生むものと私は信じています。もちろん、あくまで論理的に。
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