考え方のアドバイスを載せてみます。
診察でよく話す助言があります。
何か新しいことを始める時、どうしたら良いか決断に悩む時、どちらかの選択を迫られている時、やるかやらないか悩んでいる時、仕事で結果を出したい時、どんな方法が適切か正解を探している時。そういう時に私がよくかける言葉のひとつが
「計画を立てるより、先に行動から始めてみる」
です。
上手くいくか不安な時に、ヒトはどうしても頭でっかちになって失敗した時のことを考えます。失敗したくないので、計画を立てます。色々な情報を収集して事前に準備しようとします。
結果どうなるか。いつまで経っても行動を起こせない、計画倒れになる、失敗のリスクを大きく見積もってしまうといったことで、結局行動を起こさないままでいるという風になりがちです。脳科学的な方向の話になってしまいますが、人は情報が多いほど、どれも選択できなくなる傾向があります(決定回避の法則)。失敗や損の方を大きく見積もってしまいます(損失回避性)。
ですから、100%の結果を求めずに60、70%で良いのでやりながら軌道修正したり、失敗しても経験値となるしといった感覚で始めてしまう方が結果的に上手くいくことが多いと思うのです。
私の曖昧な記憶によれば、ウォーレンバフェットはかつて招かれた大学の講義で、誰かその中の学生1人に投資するのなら、成績が1番良い学生ではなく、行動力のある学生を選ぶ、と言ったそうです(ビルゲイツかスティーブ・ジョブズの言葉だったかも知れません)。
ということで、計画→行動ではなく行動→計画修正とする方が良い時が多いと思ってます。
もちろん、良い方向の決断に際して応用して下さいね。
250文字に収めようと思って始めたこの記事。こんなに長くなってしまいました。
たまに書いてみます。では。
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